あいうえお順インデックス
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〔あ行〕
アール
曲線・曲面の総称。バルコニーや天井、柱の上部などをゆるやかな曲線を描いたアール状にデザインすることがある。
RC
Reinforced Concreteの略で、鉄筋コンクリートのこと。引っ張る力に強い鉄筋で、圧縮する力に強いコンクリートを補強する。優れた強度を発揮し、中高層建築で多く用いられる。
IHクッキングヒーター
電気熱源のコンロで、電気で鍋を発熱させる。ガス式コンロのように、噴きこぼれによる立ち消えの心配がなく、キッチン内も熱くならず、空気も汚さない。強い火力があるため、中華料理の炒め物などもおいしく仕上げられる。
アイランド型キッチン
キッチンの配置方法の一つ。流しや調理台など機器の一部または全部を壁面から離し、キッチンの中央に置く。その部分が、島(アイランド)のようになるので、この名称で呼ばれる。多人数で料理したり、来客時に効果的な演出ができる。
アウトフレーム工法
マンションの住戸の四隅を支える太い柱や梁を、住戸の外側(バルコニー側など)に出す工法。室内の、柱や梁の出っ張りがなくなり、部屋の四隅まで有効に使えるのがメリット。
上がり框(あがりかまち)
玄関の上がり口と土間床との段差の高い方の床に取り付ける横木のこと。ケヤキなど木目の美しい材料や、マンションでは人造大理石や御影石などを主に使う。一戸建てでは、20~40cmの段差がついているため、上がり框に腰掛けて靴を着脱できる。
頭金
住宅を購入する時に用意する自己資金のうち、購入代金の一部に充当する金銭のこと。主な金融機関は、物件価格の8割までしか融資しないため、一般的には2割相当の頭金を用意しないといけない。
ただし、諸条件を満たせば頭金が0~10%で購入できるローンや物件もある。
アプローチ
敷地の入り口から建物の玄関までの通路のこと。マンションの1階入り口付近も、アプローチという。
雨どい
屋根を流れる雨水を軒先に集め、地下や下水まで導いて排水する部材。
溝型や管状が多く、銅板や亜鉛鉄板、カラー鉄板、硬質塩化ビニルなどで作られている。軒先に付ける「軒どい」、軒先から地上につなぐ「竪(たて)どい」、両者をつなぐ「呼びどい」または「あんこう」などに分かれている。
アメニティ
快適性、居住性のこと。住宅用語として使う場合、間取りや構造、仕上げ、設備、デザイン、色彩、住環境などについての快適さ、便利さ、住み心地の良さをいう。
ウォークインクロゼット
文字通り、人が歩いて洋服を選べる、衣類や小物の収納スペース。人が入れない収納は「クロゼット」と呼ぶ。
ウッドデッキ
庭に面したテラスの上に設ける木の甲板のこと。屋内の延長のような空間で、家族の団欒の場にもなる。
ALC版
軽量気泡コンクリート版のことで、軽いので施工しやすく、耐火性や断熱性に優れているので鉄骨造の外壁などに使われる。
エクステリア
住宅の外回りのこと。門、堀、物置、カーポートなどの総称。
SRC
鉄骨鉄筋コンクリート造のこと。柱・梁など骨組みを鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせた高層建築物に多く用いられる高強度の構造体。
エントランス
玄関、入り口のこと。
オーバーハング
1階より2階が張り出し、スペースが広くなるように設計された形式。張り出した部分をキャンティと呼び、居間やベランダとして使う。庭の広さを損なうことなく、建物内の広さを確保できる。
踊り場
階段の途中に設けられた広めの床のこと。万一転落した場合のケガ防止のスペースであり、小休止できるため高齢者や子どもにとっては安全なスペース。
〔か行〕
瑕疵(かし)
住宅や設備のキズや欠陥のこと。一見しただけでは分からないキズや欠陥を「隠れた瑕疵」という。
開口部
住宅の壁や屋根など各部に開けられた窓や出入口のこと。採光・通風・通 行などの役目を果たす。
可動間仕切り
部屋と部屋との境が壁で仕切られているのではなく、開放したりできる間仕切りのこと。
矩計図(かなばかりず)
設計内容を判断できるように天井高や床下地、軒高など建物の代表的な各部の寸法と使用材料などが記入されている図面 。
基礎
建物の荷重を支える土台のこと。主に木造住宅などで一般的に使われる逆T字型の「布基礎」と、床面 全体に二重鉄筋入りのコンクリートを打つ「ベタ基礎」がある。
北側斜線規制
北側の隣家の日照を妨げないために定められた制限。
CAD(キャド)
コンピューターを使って工業製品・建築物の設計をすること。高さ情報を持った3次元CADでは外観・内観のCG(コンピューターグラフィック)の作成が可能である。
クラック
ヒビ・亀裂のこと。表面上に自然に生じるものと、施工上の欠陥により、躯体内部から生じたものがあるので、専門家に判断してもらうことが大切である。
グルニエ
フランス語で屋根裏部屋のこと。収納スペースだけでなく子供部屋・書斎などに利用されることが多い。
建ぺい率
敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合。敷地面積が100㎡で建ぺい率が60%の場合、最大60㎡の建築面 積の建物が建てられる。
コーポラティブ住宅
住宅購入希望者が集まり、共同で土地を購入して各自の要望を取り入れた設計の集合住宅を建設し、各自が区分所有するもの
〔さ行〕
サービスヤード
屋外で行なう家事用スペースのこと。洗濯や物干し場、物置、ゴミ置き場として使う。
更地(さらち)
建物などが建っておらず、借地権などの使用収益を制約する権利のついていない宅地のこと。
サンルーム
太陽からの自然光を多く取り入れるため屋根などをガラス張りにした部屋のこと。リビングの外側に設置されることが多い。
地縄張り(じなわばり)
建築前に、建物の位置を確認する為に図面通りに宅地に縄を張ること。
シックハウス症候群
住宅資材から、揮発性有機化合物など有害物質が拡散されることで、体に変調をきたすこと。
住宅の気密性が高まったことで、新築住宅のシックハウス問題が発生しやすくなり、各ハウスメーカーでは建材等の改良を進めている。
ジャロジー
羽根状の細長いガラス板を横に並べたもので、その角度を変えて通風を調節する小窓のこと。洗面 所、浴室、トイレに多く用いられる。
住宅品質確保促進法(品確法)
欠陥住宅が社会問題になり、消費者が安心して住宅取得出来るように、平成12年4月1日に施行された法律「住宅の品質確保の促進等に関する法律」。
①瑕疵担保責任期間の10年間義務化②住宅性能表示制度③裁判外の紛争処理体制という3つの柱で構成されている。
住宅ローン控除
住宅ローンを利用してマイホームを新築・購入した方に毎年の年末時点の住宅ローン残高の一定割合を所得税から控除する仕組みです。
平成26年の改正では、控除期間が10年、最大税額控除額が500万円になりました。
スキップフロア
住居内に中2階のような半階分ずらした居室を設けて、室内空間に変化をもたせる建て方。住居内に上下の段差を生じることで、各居室の独立性を持たせている。
筋(すじ)かい
地震や風圧に耐えられるように、柱と柱の間に斜めに入れる補強材のこと。
スラブ
床版のことで、一般的には鉄筋コンクリート造の構造床を指す。躯体の構造にもよるが、スラブの厚さが、遮音性の目安になる。
ゾーニング
建物の平面計画で、部屋の用途別にスペースゾーンを分類、配置すること。たとえば、パブリックゾーン、プライベートゾーンといったように。
〔た行〕
耐力壁
柱や梁を使わず、壁に力を持たせた壁式構造の建物で、上部の重さや地震の力にも抵抗できるように設計した壁。間仕切り壁は耐力壁ではない。
高さ制限
建築基準法で、ある地区や地域の建物の高さの最高限度を定めること。
テラス
室内から直接庭に出入りできるようにした広めのバルコニーのこと。
ウッドデッキ(木の甲板)を張れば、食事やお茶を楽しむなど屋内の延長のような生活が送れる。
天袋
天井面に付いた形の吊り戸棚と、和室押入れ上部の収納スペースの2つの意味がある。
天窓(トップライト)
天井や屋根に設置する開口部で、採光のために設けられるもの。
ドーマー
小屋裏の採光のために、屋根の傾斜面から突き出た形で設けた三角屋根の窓のこと。採光の他外観のアクセントとして設けられることが多い。
動線
住まいの中で、人の動く流れを線で表現したもの。
通し柱
2階建以上の建物で、土台から軒まで通した1本の柱のこと。
〔な行〕
長押(なげし)
鴨居の上部に床と平行に入れる化粧材のこと。
ニッチ
廊下や玄関ホールの壁にはめ込まれた飾り棚のこと。
布基礎(ぬのきそ)
木造やコンクリート壁構造など小規模建築に用いられる基礎で、一般に鉄筋コンクリートを使用し、形状は逆T字形である。
ぬれ縁
和室などの外側に設けられた、雨ざらしになる縁側のこと。
野地板(のじいた)
屋根の仕上げ材の瓦の下に入れる瓦を支える目的のもの。
延床面積
建物の各階の床面積の合計のこと。容積率によって、建てることのできる延床面 積の限度が決められる。
〔は行〕
パース
建物の外観や内部を立体的に描いた透視図面のこと。
ハッチ
台所と食堂の間に設けられた物を出し入れ出来る間仕切りのこと。
パティオ
床にタイルを張ったり、噴水を設けたスペイン風の中庭のこと。
幅木(はばぎ)
壁と床の間に取り付ける横木のこと。
梁(はり)
柱の上にはめ込まれる横材のこと。建物の荷重を支えながら重さを柱に分散させる役割がある。
バリアフリー
障害者や高齢者などの障害(バリア)となる部分を取り除くこと。
具体的には室内の床段差をなくしたり、車椅子用に通 路を広くするなど。
パントリー
食料品や食器を収納する食品庫のこと。キッチンに隣接させて設ける。
ビルトイン
システムキッチンのキャビネットなどに組み込めるタイプの設備のこと。食器洗い乾燥機、オーブンなど。
広縁(ひろえん)
和室などから続けて屋内に設けられる、幅の広い縁側のこと。
ピロティ
1階部分で、外壁やサッシなどの間仕切りがなく柱だけで構成された空間のこと。玄関ポーチや車庫など色々な用途が考えられる。
吹き抜け
2階以上の建物で、上階の床がなく、下階から天井までつながっている空間部分のこと。
ペアガラス
もともとは複層ガラスの商品名でしたが、現在では一般的に用いられる。
サッシにはめ込まれるガラスを2枚にして組み立てたもの。
断熱性が高く、結露の防止にも役立つ。
壁芯(へきしん)
壁の厚みの中心線で囲まれた面積のこと。
内法(うちのり)に比べ、壁の厚みの分だけ、面 積は広くなる。分譲マンションのパンフレットの専有面積は壁芯面積で表示されているので、実際にそれより少し狭くなる。
ポーチ
庇のある玄関前の空間のこと。
ボウウィンドウ
外部に弓形に張り出した出窓のこと。
ホルムアルデヒド
人体に有害な化学物質の一つ。
これが住宅資材等に含まれていると、空気中に拡散し、新築後しばらくの間は、体に変調が起きる「シックハウス症候群」を起こす。
現在では、ホルムアルデヒドを含まないか含有量の少ない建材等の改良が進められている。
〔ま行〕
間柱
柱と柱の間に補強のために設けられる柱。梁などを支える。
廻り縁(まわりぶち)
天井面と壁面が接する部分に取り付ける化粧材のこと。
免震構法
地震による建物の倒壊を防ぐため、地震の力が直接建物に伝わらないよう工夫された構法。
モジュール
建築設計に使われる基本寸法、基準単位のこと。これまでわが国では、モジュールを約90㎝とすることが多かったが、バリアフリー化が進む中で車椅子が通れないなどの問題が生じるようになった。そこで新たに1mを基本寸法とする「メーターモジュール」が採用されつつある。
モルタル
砂とセメントを混ぜたもので、通常砂2対セメント1か砂3対セメント1の割合に混ぜる。
施工しやすくコストが安く、また防火性能に優れているので一般によく使われる。
〔や行〕
ユーティリティ
洗濯機やアイロンなどの設備を置いた、家事作業を行うスペース。
床下換気口(ゆかしたかんきこう)
木造住宅で湿気を防ぐ防腐対策として布基礎に開けた換気口のこと。
ユニット工法
工場であらかじめ建物の構造部材を生産し、現場で組み立てる方式。
ユニバーサルデザイン
国籍、性別、年齢、障害の有無に関わらず、誰もが使いやすい施設、製品、環境等のデザインのこと。
養生(ようじょう)
建物や設備の工事中などの際、キズがつかないようにシートで他の部分を覆うこと。
容積率
敷地面積に対する延床面積の割合のこと。
敷地面積が100m2で容積率が150%の場合、最大150m2の延床面 積の家が建てられる。
用途地域
都市計画法で定めている「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層住居専用地域」「第2種中高層住居専用地域」「第1種住居地域」「第2種住居地域」「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」の12種類に分けられます。
〔ら行〕
ラーメン構造
「ラーメン」とはもともとドイツ語で枠の意味。
鉄骨造、RC造で柱と梁の一体化した構造。
ルーフバルコニー
階下の住戸の屋根部分を利用して設けたバルコニー。
陸屋根(ろくやね)
屋根の勾配が水平に近いもので、コンクリート造のビルやマンションに多く見られるが、雨の流れが悪いので防水対策をしっかり施すことが大切である。
ロフト
屋根裏部屋のこと。部屋の中ほどの高さにしつらえられた中2階のような居住スペースを指す場合もある。
〔わ行〕
ワイドスパン
間口が広い間取りのこと。ワイドスパンの住宅は、日当たりも良く、居住性能が高い。
割栗石(わりぐりいし)
建築物などの基礎に使う適当な大きさに割った石のこと。通常12~15cm位で基礎や土間コンクリートの下に敷き込む。